駅伝・マラソン

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

箱根駅伝は、毎年お正月に行われる大学生たちの駅伝競走。

お正月の風物詩といえば「箱根駅伝」と答える方も多いのではないでしょうか。

ところで、箱根駅伝を観ていると、「なぜ男子だけ?」と不思議に思いませんか?

女子には参加資格がないのでしょうか。なぜ男子だけなのでしょうか。

今回は、箱根駅伝についてなぜ女子の箱根駅伝がないのか、女子には参加資格がないのかを調べてみました!

 

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

参加資格に男子のみと記載されている

2021年度(2022年1月2~3日)に行われる箱根駅伝ですが、参加資格の要項には「関東学生陸上競技連盟男子登録者で、本予選会並びに箱根駅伝本大会出場回数が通算4回未満であること。」と明記されています。

2021 年度関東学生陸上競技連盟男子登録者で、本予選会並びに箱根駅伝本大
会出場回数が通算 4 回未満である者に限る。なお、出場とはエントリーした
時点で出場とする。

【引用元】https://www.kgrr.org/event/2021/kgrr/98yosen/youkou.pdf

箱根駅伝は正式名称を「東京箱根間往復大学駅伝競走」と言い、関東の大学生で男子のみが参加できます。

2010年には女子もOKだった?

2010年に、女子がOKだったという情報はありません。

箱根駅伝は100年近い歴史がありますが、今まで女子にも参加資格があったことはないようです。

では、なぜ箱根駅伝は男子だけと決められているのでしょうか。

箱根駅伝で女子に参加資格がない理由は?

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

体力的な問題で難しい

まず挙げられるのが、男女の体力の差ではないでしょうか。

マラソン選手や陸上をしている女性もいるのに、男女差別ではないか?という声もあると思いますが、客観的にみて、やはり男女の体力の差はあるように感じます。

箱根駅伝を観ていても、ゴール直後には倒れこむ選手も多数います。

男子でもギリギリの体力で戦っている箱根駅伝

女子に参加資格がないのは、そういった要素も大きいと推察されます。

そもそも選手が少ない

女子の箱根駅伝がない理由として、選手が少ないということも挙げられます。

箱根駅伝は、先述した通り関東の大学生による駅伝競走です。

しかし女子の場合、高校までは陸上で活躍していた選手も、その後の進路として、大学ではなく企業に就職し、実業団に入る人が多い傾向が。

例えば、元マラソン選手の野口みずきさんは、高校3年生で第8回全国高校女子駅伝に出場していますが、翌年には進学せずにワコールに入社していますし、同じく元マラソン選手の千葉真子さんは高校卒業後は旭化成に入社しています。

女子で、大学でも陸上を続ける選手が少ないため、そもそも箱根駅伝を走れるだけの強い選手が集められないというのも理由の一つだと考えられます。

大がかりな交通規制が行えない

一般道を走る箱根駅伝。

テレビで観ていても、かなり大がかりな交通規制がされていますよね。

仮に女子の箱根駅伝があるとすると、日程を別日にする、もしくは同日の別時間…。

どちらにしても、最低でも2回、交通規制を行わなければなりません。

箱根駅伝には、「繰り上げスタート」という交通規制緩和のためのルールもあるほど。

これは、1位の選手が通過後、往路では10~15分、復路では20分が経過すると、前の区間の選手の到着を待たずして次の選手がスタートしなければならないというルール。

選手にとっては、タスキが繋がらないという残酷な結果になりかねないルールでもあります。

そんなルールが存在するほど、大がかりな交通規制。

女子の箱根駅伝を行うのは、現実的ではないということが容易に想像できますね。

箱根駅伝を走れる女子走者は実際にいる?

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

では、もし女子の箱根駅伝があったら、どんな選手が出場していたでしょうか。

箱根駅伝の大会規定要項では、「10000m34分以内のトラックでの公認記録を有していること」が参加資格として挙げられています。

申込期日前日までに各校エントリー者全員が10000m
34 分以内のトラックでの公認記録を有していること。

【引用元】https://www.kgrr.org/event/2021/kgrr/98yosen/youkou.pdf

2021年12月現在、この規定に当てはまる選手がいるのか調べてみました!

小林成美さん

2021年:ホクレンディスタンスチャレンジ網走大会女子10000m…31分22秒34(日本学生新記録)

日本の長距離選手のトップ争いをしている選手といえば、小林成美さんです。

2021年12月現在、名城大学に所属している21歳。

2021年に行われた第105回日本選手権では実業団の有力ランナーに引けを取らない3位に入賞し、注目を集めました。

まさに、駅伝界でトップスターへの道を駆け上がる実力者です。

鈴木優花さん

2021年9月:日本インカレ10000m…32分04秒(優勝)

2021年12月現在、大東文化大学在学中の22歳。

注目されたのは2018年の日本学生陸上競技個人選手権大会。

2区を走る鈴木優花さんは、13位でタスキを受け取ったあと、12人をごぼう抜き。トップで3区にタスキを繋ぐという快走を見せ、自身も区間賞を獲得しました。

箱根駅伝は一人約20㎞を走ります

時間にして、およそ1時間~1時間10分で走るのがベストとされているのですが、区間によってはもちろんアップダウンの激しい場所があったりとなかなか過酷。

20㎞を1時間前後で走り切れる女子選手がいかに少ないかが分かりますね。

女子版の箱根駅伝はある?

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

箱根駅伝には女子の参加資格がないことがわかりましたが、女子が参加する、箱根駅伝のような大会があることが分かりました。

それが、毎年秋に仙台市で行われる「全日本大学女子駅伝対校選手権大会」です。

別称は地名にちなんで杜の都駅伝」とも言われています


箱根駅伝とは違い、全国どこの大学の女子でも参加資格があり、女子駅伝としては一番有名と言えます。

2021年10月31日に行われた大会には、先ほどご紹介した小林成美さんや鈴木優花さんも出場していて、優勝校は名城大でした。

箱根駅伝の歴史やルールは?

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

箱根駅伝は1920年(大正9年)に誕生した、歴史ある駅伝大会です。

1917年(大正6年)に、読売新聞社が企画した「東海道駅伝徒歩競争」が原型となっていて、京都ー東京間を3日間かけてタスキを繋ぐ壮大なリレーが大成功を終わったことで、のちのマラソンの父と呼ばれる金栗四三らが箱根駅伝を創立させるきっかけになりました。

箱根駅伝には、繰り上げスタート以外にも細かいルールがいくつかあります。

  • タスキに大学名や校章以外の記載は厳禁
  • メンバー変更はスタート時間の1時間10分前まで
  • 外国人留学生はチームエントリーは2人まで、区間エントリーは1人まで
  • 監督やコーチからの手渡し給水は禁止

知らなかった細かいルールがたくさんありますね!

【まとめ】

箱根駅伝に出るのはなぜ男子だけ?女子に参加資格がない理由やルールについて調べてみた!

歴史ある箱根駅伝が、なぜ男子だけなのか簡単にまとめると以下のようになります。

  • 体力的に、箱根ー東京間を走るのは女子には厳しい
  • 女子選手自体が大学に少ない
  • 大がかりな交通規制が行えない

男子だけの戦いである箱根駅伝。

ぜひ、お正月にチェックしてみて下さい!