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甲子園はなぜ夏に始まる?秋冬開催にならない理由や炎天下での危険性を紹介

甲子園はなぜ夏に始まる?秋冬開催にならない理由や炎天下での危険性を紹介

2021年、今年も8月10日から全国高等学校野球選手権大会が始まりました!

今年で第103回を迎えた高校野球、全国の球児たちが優勝を目指して甲子園で熱い戦いを繰り広げています。

そんな高校野球ですが、みなさんからはこんな声が…

・なぜ夏に甲子園は開催されるの?

・暑すぎる甲子園に球児は大丈夫なの?

・秋開催か冬開催にすればいいのに…

などと球児を心配しての声がたくさんあがっているのです。

そこでこの記事では、なぜ夏に甲子園は開催されるのか、連日暑すぎる甲子園でプレーをする球児たちの健康状態は大丈夫なのか、秋開催か冬開催にはできないのかという問題について答えていきます!

甲子園はなぜ夏に始まる?

そもそも甲子園はなぜ夏に始まるのか知っていますか?

甲子園が夏に開催されるのにはいくつかの理由があるのです…

一つずつみていきましょう。

甲子園が夏に始まる理由①:学校が夏休みだから

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一つ目の理由は学校が夏休みだからです。

夏休みだから学校が休みなのは当たり前ですよね、ではなぜ春休みや冬休みもあるのに、夏休みにするのか…ちゃんと理由があるのです。

高校野球の日程を見てみると、2021年第103回の高校野球の全日程は17日間あります。

甲子園に進む学校を決めるのに、各都道府県の地方予選もありますよね。

それを全部含めると、高校野球は約1か月ほどの時間を要するです。

全国の高等学校の夏休みは短いところでも25日ほど、長いところでは40日以上夏休みがある所もあります。

他のお休みの期間に開催すれば、学校の授業に影響がでてしまったり、学校生活と試合が被ってしまいますよね。

また春には、春の甲子園と呼ばれる、選抜高等学校野球大会があります。

春には春の試合があるため、春休みの開催は難しいです。

また、後に記載しますが冬には、高校3年生にとっては進路の大切な時期になります。

このことを考慮して1番休みの期間が長い夏休みに、甲子園を開催するのが良いとされているのです。




甲子園が夏に始まる理由②:試験と被らないようにするため

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二つ目の理由は試験と被らないようにするためです。

前に紹介した通り、冬休みの期間は高校3年生にとって大切な時期になります。

高校卒業後も野球を続ける球児もいますが、野球を辞め新たな道に進む者もいます。

大学を受験する高校3年生にとっては、冬の期間は試験に向けてラストスパートをかける期間です。

ちなみに、来年2022年度の大学入学共通テストの日程は1月15日(土)1月16日(日)の二日間で行われる予定です。

なのでこの冬の期間に甲子園が開催されると、受験勉強がままならなくなるとのことで、冬の期間の開催は難しいようです。

甲子園が夏に始まる理由③:”夏の甲子園”という固定概念

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三つ目の理由は”夏の甲子園”という固定概念です。

夏の甲子園というワードは様々なところで用いられ、もはやそれが当たり前かのように浸透していますよね。

みなさんの声もやはり

高校野球といえば、夏に開催される。

甲子園といえば夏だという昔からの固定概念があるため、夏以外に甲子園は開催されないのではないでしょうか。




甲子園はなぜ秋冬開催にならない?

甲子園はなぜ夏に始まる?秋冬開催にならない理由や炎天下での危険性を紹介

甲子園はなぜ秋冬開催にはならないのでしょうか。

夏は連日猛暑の日が続きますよね…

いくら毎日練習を積み重ねている球児でも猛暑の中試合をするというのは相当な辛さだと思います。

なので比較的涼しい秋冬に甲子園を開催すれば暑さも改善できると思いますが、今年第103回を迎えるまで1度も秋冬開催に至ったことはありません。

理由としては前に記載した通り、試合の日数や、選手たちの学校生活の併用が理由とされるでしょう。

高校野球は予選も含めると約1か月間はかかります。

秋には秋休みもないですし、冬休みの期間も少ないので、長い期間学校が休みになる夏に開催するといった考えが妥当なのでしょう。

また、学校生活と試合が被ってしまうと、球児たちは普段の勉強ができなくなり、学校生活に支障がでます。

応援に来てくれる親御さんたち、球児たちにエールを送る応援団、吹奏楽部や学校の関係者のかたも仕事や学校を休んで試合を見に行くことも難しいです。

また、冬に開催すると高校3年生は受験勉強に影響を及ぼすことから、秋冬開催は難しいと言われているのです。

甲子園は夏は暑すぎる!秋冬開催にすべきという声も

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秋冬開催が難しいとはいえ、夏の甲子園は暑すぎるのです。

甲子園球場がある兵庫県。

去年の兵庫県神戸市8月の最高気温を調べてみると、8月1日から8月31日まですべて30度越え。

一番暑かった日の最高気温はなんと37.4度でした!

甲子園球場がある兵庫県西宮市も同様に調べてみると、西宮市役所での観測で36.6度が最高気温でした。

こんな気温が高い日は、少し出歩いただけでも汗をかき、自宅にいても熱中症の危険があると言われているのに、暑い外で終始動いて走る球児たちのつらさも想像できないほどです…

秋冬開催についてのみなさんの反応をみてみると

このように、甲子園開催は秋冬がいいのではないかという声がたくさんあがっているのです。




甲子園を夏に開催することの猛暑の危険性について

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次に、夏に甲子園を開催することによっての猛暑の危険性を紹介します。

ここでは環境省が紹介している暑さ指数をみていきましょう。

暑さ指数:熱中症を予防することを目的に提案された指標。

日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指数として指標化されている。

気温 熱中症予防運動指数
35℃以上 運動は原則禁止:特別に運動をしなければいけない状態以外は運動を中止しなければならない。

特に子どもが運動をしている場合には中止する。

31℃~35℃ 激しい運動は中止:熱中症の危険が高いので持久走などの体温が上昇する運動はさあける。

こまめな休息、水分補給を行い、暑さに弱い人は運動を中止する。

28℃~31℃ 積極的な休憩:こまめな休息、水分補給を行い、激しい運動をする際には30分おきに休憩が必要。
24℃~28℃ 積極的な水分補給:熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。

運動の合間にこまめな休息、水分補給を行う。

24℃未満 安全:熱中症にかかる可能性は低いが、こまめな水分補給は必要。

去年の神戸市と西宮市の最高気温はどちらも35度以上でした…

指数を見ると、35度以上は特別に運動をしなければならない状態以外は、原則運動は中止とありますね。

本来は運動をやってはいけないとされているのに、高校野球は特別に運動をしなければならないという括りになっているようですね…

甲子園を夏でなく秋冬開催にする方法や対策は?

甲子園はなぜ夏に始まる?秋冬開催にならない理由や炎天下での危険性を紹介

では、甲子園の開催を秋冬にする方法はあるのでしょうか。

結果を言うと残念ながら秋冬開催にする方法は今のところないようです。

今まで秋冬に開催したことがないという点でも、秋冬に開催するといった第一歩が踏み出せないのでしょうか…

しかし、去年2020年の高校野球は新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で大会が中止になりました。

その際に球児たちのために、夏ではなく秋冬に高校野球ができないのかといった声がたくさんあがったのです。

もしこのようなみなさんの声を聞いて、秋冬開催にしていたらもしかすると、今年から秋冬開催といった考えもあったのかもしれませんね。

けれども、もちろん夏の甲子園では球児たちや来ている人たちが熱中症にならないように様々な対策をしています。

球児には、試合中しっかり水分補給をするように呼びかけ、飲み物がなくなった時のために、スポーツドリンクや水などを用意しておき、各チームに提供しています。

そして、ベンチ裏の球児が素振りをする部屋には大型の冷風機が設置され、ミストが出るスプレーも常備されています。

また、訪れる観客のためにスタンドの通路にクーラーが増設され、観客がしっかり休めるように冷房が完備された控室のような場所もあるといいます。




甲子園をドーム開催にするべきという声も

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実は甲子園の暑さ問題に対して、ドームで開催すればよいのではという声もあるのです。

甲子園のように屋根がない球場は太陽の光も直接入ってくるので、まさに灼熱地獄のような暑さのなかで試合をすることになります。

しかしドームになると、屋根がありエアコンもついているので、外よりかは暑さは軽減されます。

実際、今年2021年の高校野球の予選、東京大会ではオリンピックの影響で、今まで開催されていた神宮球場から初めて東京ドームで予選が行われました。

東京ドームで試合を行った国学院久我山主将の黒崎将太さんはこのように話しました。

「暑さがないのが一番やりやすかった。フライが見えづらいという点も、(尾崎)監督が試合前に多くノックを打ってくれて対策はできてました」と好意的な印象を口にした。

【引用元https://news.yahoo.co.jp/articles/c39b1118cfa5abf9e905f55bafc0a7c2de001453】

実際にプレーした球児からもドームでの試合は好印象でした。

そしてみなさんの反応も…

このように高校野球をドーム開催にしたらいいのに…などの声がたくさんあるのです。

しかし、ドーム開催をするにあたっては、プロ野球との日程の調整や、使用料などといった問題が関わってきます。

そしてなにより、高校野球は甲子園で行うといった、伝統的なものを壊すわけにはいかないといった声もあります。

私たちが様々夏の甲子園の開催についての問題を繰り広げていますが、高校球児にとっては、夏の甲子園出場に向けて、夏の甲子園を夢見て、毎日毎日練習をしているのです。

そんな夢見た甲子園でプレーしている球児たちの表情はとても輝いていますよね。

プレー球児たちの姿をみて感動を与えってもらってる私たち、この問題については様々な議論がありますが、甲子園で活躍する球児たちのプレーを見守っていきたいですね!